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悩む人赤ちゃんがハイハイを始めたので、歩く前にどういう風に成長していくのか知りたい



歩行器と手押し車、どっちがいいの?
と、たくさんの疑問が出てくると思います。
大切なお子さんの【始めの一歩】を促す歩行器か手押し車、どちらがいいかを解説していきます。



今年度は0歳児の担任をしていますので、ちょうど皆さんのお子さんと同じくらいの子供達と毎日過ごしています。
今までたくさんのお子さんを見てきた現役保育士26年の私が、経験から解説していきますね。
赤ちゃんが歩き始めるまでの前兆は?


まずは、赤ちゃんが歩き始めるまでの成長を簡単に説明。
- ずりばいをする
- ハイハイをする
- つかまり立ちをする
- 高ばいをする
- 伝い歩きをする
- 1人で立てるようになる
- 始めの一歩が出る
ハイハイや高ばいをしない子もいます。



こちらの前兆は目安ですので、順番通りではなくても歩くようになりますよ。
早い子で何ヶ月で歩く?遅い子は?


お子さんの発達でいつ歩くのか?というのは、気になりますよね。
- 早い子→8ヶ月くらい
- 遅い子→1歳6ヶ月くらい



私が今まで見てきた子供の中には、 1歳10ヶ月で歩き始めた子がいましたよ。
発達には個人差があります。歩くのが遅いと焦ってしまいますが、見守っていきましょう。
1歳6ヶ月でまだ歩いていない場合は、かかりつけ医や1歳6ヶ月健診で相談してみてくださいね。



私の息子は、1歳2か月の終わりに歩き始めましたよ。
1歳を過ぎても歩かなければ焦ってしまう気持ち、すごくわかります。保育士をしている私でも、焦りましたから…。
しかも息子は、3月生まれ。息子が歩き始めた時には、誕生日が早い子達は2歳になり走りまわっていたので、それをハイハイで追いかけている姿を今でも思い出します。
でも大丈夫!発達が遅くても、結局は追いつきますよ。
歩行器について


歩行器に乗るだけで今までとは違う視界が広がり、機嫌よく過ごせる赤ちゃんが多くなります。
忙しいお母さんにとっては、お助けアイテムになりますよね。
歩行器いつから?
歩行器を使用し始めるのは、腰がしっかりすわる7~8カ月頃が目安。
赤ちゃんの成長には個人差がありますので、腰がすわっているかどうかをよく見て判断してくださいね。
歩行器いつまで?
歩行器を卒業するタイミングは、1歳3カ月頃が目安。
自分で歩くのが楽しくなったり、歩行器から立ち上がろうとして危険になってくるので、卒業のタイミングとなります。
歩行器のメリット
- 足を動かすだけで、自由に動ける
- テーブルが付いているので、危険な物に手が届きにくい
歩行器のデメリット
- 長時間の利用により、ハイハイや伝い歩きなどの経験が少なくなる
- バランス感覚や安全な転び方の学習が減る
- 転倒し、頭を打つ可能性がある
- 自立歩行が遅くなる
このようにデメリットが多いので、使うかどうかを悩む方が多くなっています。
子育てや病気のことなど色々な悩みに対して、医師が回答してくれるサイト(AskDoctors)で、歩行器の使用をしてもいいかどうかを相談されていた方がいたので、紹介します。


色々な医師が回答されていましたが、やはりこちらのサイトでも歩行器をおすすめしていませんでした。
昔は赤ちゃんを歩行器に乗せているのが当たり前とされていましたが、今では、ハイハイやつかまり立ちの時間が奪われる、転倒の恐れがあるなどの理由で、使用しない方がいいとされています。
歩行器を使う時の注意点
ママの手が離せない時には、歩行器にちょこんと座らせておけるので便利な一面もあります。
「歩行器をおさがりでもらった」「お祝いでもらった」という方もいるでしょう。
使ったらダメではないんですよ。ちゃんと使う時の注意点を守れば、育児の便利グッズになります。
- 1回の利用は、20分以内にする
- ストッパーをかけて、料理中やお風呂上りの時間だけ座らせる
上記の約束を守りながら、利用してみてください。



実は、私も使っていたことがあるんです。
でも段差が多い家では使いづらく、あまり自由に動き回れなかったんです。
しかも、玄関の段差から落ちてしまい、顔をケガさせてしまいました。そのため、すぐに使わなくなってしまった…という経緯があります。
手押し車について


伝い歩きができるようになったら、手押し車を用意してあげると、初めの一歩が出やすくなります。
手押し車いつから?
手押し車を使用し始めるのは、伝い歩きを始める生後9ヶ月から1歳頃が目安。
子ども用のいすやおもちゃの箱などを押して歩こうとするようになってきたら、手押し車の出番です。



なかなか1歩が出ないお子さんに手押し車を使わせると、とてもいい笑顔で歩き始めます。
視界が広がり、自分で動けるのが嬉しいんでしょうね。
初めは方向転換ができないので、おうちの方が一緒に移動し手伝ってあげてくださいね。
手押し車いつまで?
手押し車を卒業するタイミングは、1歳3カ月頃が目安。
一人で上手に歩けるようになったら興味を示さなくなるので、卒業のタイミングとなります。
手押し車メリット
- 足腰の筋肉が鍛えられる
- バランス感覚が良くなる
手押し車デメリット
- 軽すぎる手押し車は、前が浮き転倒してしまう
- スピードが出すぎる場合があり、ケガをしてしまう
- 床に傷が付く
- 音が響き、集合住宅では騒音トラブルになる可能性がある
手押し車を利用する際は、床の傷防止・音の響きを抑える工夫として、カーペットやクッション材を敷くなど工夫が必要です。
新築に住んでいた知人は、「床に傷が付く~!」と気にしてましたよ。
歩行器or手押し車、どっちがいいの?


「歩行器と手押し車のどっちを買ったらいいの?」の答えは、手押し車です。
おすすめを紹介しますね。
まだうまく歩けないお子さん
まだうまく歩けないお子さんは、体重を手押し車に預けて歩こうとするので、重めのしっかりしたタイプの手押し車を選びましょう。
軽いものにしてしまうと、前が浮いて転んでしまいます。
上手く歩けるようになってきたお子さん


軽めの歩行器で大丈夫。写真のように三輪車の後ろから押せるようになっている物でも、転ばずに押して歩けますよ。
もう少し大きくなってからでも遊べるように、乗れるタイプの手押し車を選ぶのがおすすめです。3歳くらいまで使えますよ。



このビジーカーのように押し棒が付いていると、腰が痛くなりにくいですよ。
子どもが落ちないようにするガードと、足を置くステップもあったら助かるポイントです。
まとめ


歩行器や手押し車のメリットデメリットを理解したうえで、お子さんにとって良い物を選んであげてくださいね。
今が一番かわいい時期です。一緒に過ごす時間を大切に…。
他にも、知育玩具を定額で利用できるサービス(おもちゃのサブスク)を紹介していますので、よかったら見てください。





